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JTCO日本伝統文化振興機構
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JTCOメルマガ『風物使』

2015年06月26日 配信
「氷の菓子に無病を願う」~ 季節の使い・JTCO『風物使』夏至号

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 「氷の菓子に無病を願う」~ 季節の使い・JTCO『風物使』夏至号
    vol.81 2015年6月26日発行(旧暦 5月11日・皐月)

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 いている個人/団体/法人様にお送りしています。
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拝啓
全国的に梅雨入りに入った日本列島。沖縄では、早くも梅雨明けが発表されま
したが、その他の地域では不順な天候が続きそうです。しっかりと栄養補給を
し、元気に過ごして参りましょう。

+‥‥+ 2015年 夏至号 目次 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

 ・今号のテーマ………   【食物】半年間の厄を払う:水無月      
 ・季節の行事…………   水無月大祓 [鹿児島県鹿児島市]
 ・和遊苑 おすすめの一品 【土佐和紙レターセット】EDOOSA 
夏/ひょうたん
 ・JTCOからのお知らせ   1.6月歌舞伎座に『和遊苑』が出店中!!
              2.JTCOに新しいスタッフが加わりました!!
・編集後記


,:* 今 号 の テ ー マ ━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…

【食物】半年間の厄を払う:水無月

日本では、6月(旧暦5月)の別名として「水無月」とよばれています。水が無
い月とは書きますが、水無月の「無」は、「の」に当たる連体助詞「な」で、
「水の月」という意味であるのだそうです。陰暦6月は田に水を引く月である
事から、水無月と呼ばれるようになったという説もあります。(*1)

この水無月と同名称の和菓子が、6月(水無月)に京都で食される風習があり
ます。水無月は、三角形のういろの上に甘煮の小豆を散らした菓子です。うい
ろは、漢字では「外良」と書きます。十四世紀の中頃に中国から清涼剤や不老
長生の薬として伝来しました。菓子としての「外良」は、形が薬の外良に似て
いる所から外良餅と呼ばれました。原料や製法の工夫を経て、今日の「うい
ろ」となったのだそうです。(*2)

水無月の由来としては、大きく2つの由来があるのだそうです。まず一つ目は、
下記のような旧暦6月1日の「氷の朔日」を説としたものです。
「昔は6月1日を『氷の朔日』とて、宮中では冬のうち氷室を雪を貯めて氷とな
ったものを取り寄せて諸臣に与え、公卿はさらにそれを知人に分け与えた。こ
の氷の小片でも口にすると、夏やせをせぬといい、また、夏中病気にかからぬ
ともいわれたもの。」 「みなづきは、これをまねたもので、白い三角形はこ
の氷を象ったものだという。」 (『大阪ことば事典』1979)(*3)
庶民にとって、氷は手の届かない高級品でした。そこで考えを巡らせ、氷を象
った三角形の水無月の菓子を作り、氷の代わりに無病息災を願い食していたと
言われています。

二つ目は、下記の通りの6月30日の「夏越の祓の日」を説としたものです。
「6月30日は夏越の祓の日で、各地の神社では大祓が行われる。中でも上加茂
神社での茅の輪くぐりが有名。この日に、この菓子を食べれば厄除けになり、
夏の病気にかからないという。6月に入ると、町々の餅菓子屋の店頭に並び始
める」 「三角の白ういろうは、氷片を象ったものという。」 (『京ことば
辞典』1992)(*3)
蒸し暑くなるこの時期に、熱中症予防やエネルギー補給、そして厄払いの意味
で、食されていたと言われています。

因みに、水無月はそれぞれの色や形についても意味があり、小麦は「魔よけの
色」、白は「清純無垢」、三角形は「氷」を指すのだそうです。

2015年も半年を過ぎようとしている今日この頃ですが、水無月を食べて、体力
を付けると同時に厄払いをして、残り半年もより良い年にしていきましょう。

<参考文献>
*1 語源由来辞典, 水無月, http://gogen-allguide.com/mi/minazuki.html
*2 五建外良屋, 五建外良屋について, http://www.gokenuiro.jp/about/
*3 ういろうEXPO, ういろう考, http://uiroexpo.xii.jp/memo/memo4.htm


,:* 季 節 の 行 事 ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

水無月大祓
[鹿児島県鹿児島市] (6月30日・火曜日)

大祓とは、6月・12月の晦日に行い、半年間の間に日常生活におして知らず知
らずのうちに犯している罪や穢れを祓い清め、清らかな身に立ち返らんとする
神事です。宮中においても古くから行われており、平安の頃より次第に広まり
今では全国の神社で大祓を斎行しています。拝殿前参道に茅の輪を設けていま
す。「茅の輪くぐり」といって、これを3回くぐって穢れや災い、罪を祓い清め
て下さい。千年以上の歴史をもつ大祓に多くの皆様のご参列を賜り、心身とも
に清らかで明日への活力を培って下さい。

照国神社「大祓(夏越の祓)のご案内」より引用
http://www.terukunijinja.jp/page152819.html
※PCサイト


,:* 和遊苑 おすすめの一品 ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥

・【土佐和紙レターセット】EDOOSA 夏/ひょうたん <赤×青緑>
http://wayouen.jp/?pid=59677289
・【土佐和紙レターセット】EDOOSA 夏/ひょうたん <ベージュ×緑>
http://wayouen.jp/?pid=59677443

「和紙:日本の手漉(てすき)和紙技術」がユネスコ無形文化遺産に登録され
たこともあり、和紙の人気が高まっています。大切なあの人に、日ごろの感謝
を伝えてみてはいかがでしょうか?
色違いでぜひ、ご検討ください。


,:* JTCOからのお知らせ ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

1. 6月歌舞伎座に『和遊苑』が出店中!!
一昨年10月に続き、銀座の歌舞伎座で6/16~30まで、「和遊苑」が地下1階の
「木挽町広場」にて店頭販売を行います。

オンラインショップでも人気の姫革・印伝・箱根寄木細工・土佐和紙商品、江
戸切子などが、実際に手にとってお選びいただけます。

この機会にぜひ、歌舞伎座にお越しください!
皆様にお会いできるのを、スタッフ一同楽しみにお待ちしております。

▼歌舞伎座「木挽町広場」
http://www.kabuki-za.co.jp/recommend/news/230
※東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座」3番出口より直結

▼和遊苑
http://wayouen.jp/


2.JTCOに新しいスタッフが加わりました!!

新スタッフからのご挨拶:

『風物使』をご愛読いただいているの皆様、はじめまして。この度、新しく
JTCOに加わりました、原 麻奈と申します。

学生時代は言語学の視点から日本語や日本文化が「自然の成り行き」を尊重す
る日本人の優しさや心の温かさを実感いたしました。伝統工芸品は自然に対す
る敬意を象徴する作品であると感じております。職人の確かな技術と作品への
こだわりが込められた工芸品の数々は私たち日本人、そして国と言語、文化を
超えて海外の方々にも感動を与え、穏やかな気持ちにさせてくれることと思い
ます。

長きにわたり伝えられてきた日本の伝統工芸品は、まだまだたくさん存在して
おります。伝統工芸品の素晴らしさを「深く広く」お伝えできますように努め
てまいります。皆様とぜひこの素晴らしさを共有し合えることができましたら
とても幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。


,:* 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

『風物使』第81号(2015年夏至号)を最後までお読みくださったみなさま、誠
にありがとうございました。

新しいスタッフも加え、ますますパワーアップしたJTCOを、今後ともよろしく
お願い致します。

一作月と比べると、気温も下がり随分と過ごしやすくなって参りました。この
機会にぜひ、歌舞伎座に足をお運びいただけますと嬉しいです。読者の皆様と
直接お会いさせていただけますのを、スタッフともども楽しみにお待ちしてお
ります。

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【季節の使い・JTCO『風物使』】

発 行 日:月2回発行(二十四節気ごと)
発行開始日:2010年6月18日

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【発行元】

特定非営利活動法人 日本伝統文化振興機構(JTCO)
〒105-0002 東京都港区愛宕1-3-2-1401
TEL/FAX: 03-3431-5030
Webサイト: http://www.jtco.or.jp/
編集責任者: 小坂 典子

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