NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。

JTCO日本伝統文化振興機構
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JTCO: Japanese Traditional Culture Promotion & Development Organaization

JTCOよりみなさまへ

設立のごあいさつに代えて

この度は、日本伝統文化振興機構の活動にご関心をお寄せいただきありがとうございます。

近年、若い人たちの間で、娯楽の分野を起点とした「歴史ブーム」が起こっています。それに呼応するように、国内のいくつかの都市では、観光振興や郷土の象徴として城郭の再建やその計画が進められています。また、デザインやファッションの分野でも、日本の伝統的な意匠や色使いが見直され、新しい製品に採り入れられる動きが見られます。明治維新から約150年が経ち、このような「和回帰」とも言える流れのなかで、日本人が自国の歴史や文化に目を向ける機会が増えたことは非常に好ましいことと思います。

19世紀ヨーロッパの芸術家のごとく、日本人の目に、日本の文化伝統が新鮮に映る―これは言い換えれば私たちの伝統が、多くの人々の生活からは距離を置いたものになってしまったということではないでしょうか。明治維新以来の近代化・合理化は、日本人の目を広く世界に向けさせ、国の発展を大いに推し進めた反面、伝えるべき日本人の慣習や感性を喪わせ、本来は合理性のある私たちの伝統に背を向けさせてしまったのかもしれません。

最近では「エコロジー」が企業活動のキーワードとしてすっかり定着し、「スローライフ」、「ロハス」などがお洒落な生活様式として輸入され、もてはやされるようになりました。しかしながらこれらの概念は、本来自然に寄り添って無駄をできるだけ出さない生活をしてきた日本人の生活に根づいたものでした。また今日、私たちは現在の暦で節句を祝ったり、祭りを楽しんだりしていますが、なぜ桃の花も咲いていない3月初めの雛祭りを「桃の節句」と呼ぶのか、またなぜ梅雨も明けず天の川も見えづらい7月上旬に七夕を行うのか、その理由を深く考えることはあまりありません。これらはやはり、伝えるべき伝統や年中行事の本来の意味が、現代の生活の中に受け継がれてこなかったためではないでしょうか。

「真の豊かさ、和にたずねて」―当会では、設立にあたっての活動テーマをこのように定めました。日本の伝統文化を、一過性のブームや一部の人々のたしなみ、展覧会の陳列物として愉しむのではなく、本来の意味を知ったうえで生活の中に息づくものにしていきたい。先人たちが培ってきた叡智や技能を、今生きている私たちや、次世代の人たちの人生を豊かにするために活かしていきたい。そのために当会では、関連する情報の収集や発信、講座の開講や製品紹介など伝統文化・技芸を身近なものにしていただくための企画を行っていきます。僭越な目標ではありますが、一人でも多くの方からご賛同いただけるよう、地道な活動を通して少しずつ実現していきたいと考えております。なにとぞご支援・ご指導賜りますようお願い申し上げます。

2010年4月吉日
特定非営利活動法人 日本伝統文化振興機構
理事長  小坂 典子

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