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JTCOメルマガ『風物使』

2015年01月15日 配信
「寒さに負けず春を待つ」~ 季節の使い・JTCO『風物使』大寒号

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 「寒さに負けず春を待つ」~ 季節の使い・JTCO『風物使』大寒号
    vol.75 2015年1月15日発行(旧暦 11月25日・霜月)

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 ジンにお申し込みくださった方、もしくは当機構活動にご協力いただ
 いている個人/団体/法人様にお送りしています。
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拝啓
本日は、小正月です。正月飾りや書初めを燃やし、歳神様をお送りいたしましょう。
小正月中には、小豆粥を食べ無病息災を祈る風習が平安時代から続いています。
赤い色の食べ物は邪気を払うと信じられてきました。みなさまも、今日は小豆
粥を食べて一年を健康に過ごしていきましょう。


+‥‥+ 2015年大寒号  目次 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

 ・今号のテーマ………   【植物】縁起物と美徳:松竹梅
 ・季節の行事…………   徳和の天神祭 [山梨県山梨市三富徳和]
 ・和遊苑 おすすめの一品 【土佐和紙レターセット】EDOOSA 春/松竹梅
 ・JTCOからのお知らせ   工芸品館・文化館に記事を続々アップ!
 ・編集後記


,:* 今 号 の テ ー マ ━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…

【植物】縁起物と美徳:松竹梅

「残雪や ごうごうと吹く 松の風」(村上鬼城)

(訳:松に当たる風がごうごうと吹きすさんでいる。残雪を抱いた山々が今か
今かと春の訪れを待っているようだ。)

松竹梅は、おめでたいものの象徴としてよく格付けなどにも使われますが、ど
のような理由で選ばれたのかご存知でしょうか。

松竹梅は、元々は中国の画題の一つである「歳寒三友(さいかんさんゆう)」
が起源だそうです。松と竹は、冬の厳寒の中でも青々と緑を保ち、梅は他の花
に先駆けて美しい花を咲かせ、春の訪れを待ちます。その様子が「清廉潔白・
節操」という文人の理想を表現したものとして広く認識されるようになりまし
た。(*1)

日本では、平安時代よりお正月飾りとして門松に使われた松が「目出度い」も
のとして認識され、縁起物としての意味合いを強くもつようになりました。門
松は竹が室町時代に、梅が江戸時代に松とともに飾られるようになり、マツの
操、タケの直とウメの香を重んじて、松は長寿・家運の繁栄、竹は子孫の繁栄、
梅は君主の徳をあらわしています。(*2)

同じ松竹梅の植物の取り合わせの中でも、中国は道徳的、精神的な面などの高
尚な美徳を意図し、日本では縁起物としての意味を強く持ちます。このように、
文化の差が出た理由の一つが、松竹梅の中でも日本では松を主役とするのに対
し、中国では梅を大切にしている事が要因だとする説があります。(*2)

中国では、唐代中期より梅の寒さを凌いで咲き、最初に春の訪れを告げる特性
に注目されるようになりました。宋代になると、霜や雪を恐れずにまっすぐに
咲く様子が、外敵に侵略をされていた時代を生きた詩人達にとって、敵に屈し
ない気概を象徴する花として高く評価されるようになります。全宋詞の中では、
一番詠まれた花となったのだそうです。

一方日本では、前述の通り平安時代より歳神様を迎え邪気を払うために、お正
月のお飾りとして門松に松が使われるようになりました。そこに、「松竹梅」
の形態が伝播され、お正月のお飾りとして竹と梅も「門松」に加えることで、
おめでたいものの象徴として日本人の生活に溶け込んでいったのだと考えられ
ています。

日本では等級などの格付けなどに松竹梅を置き換える風習がありますが、この
順番は吉祥の象徴として伝播されてきた時代順です。(*3)直接的に「特
上・上・並」と伝えるより婉曲に注文することを美徳と考える日本人ならでは
の発想ですね。みなさまが、外食で松竹梅と注文される際は、その由来を思い
出してみてください。

<参考文献>
*1 盆栽 清香園, 松竹梅はなぜ縁起が良いのか,
http://www.seikouen.cc/fan_contents_09.html
*2 日中「松竹梅」の比較研究 : 梅のイメージを中心に, 韓,
http://libir.soka.ac.jp/dspace/bitstream/10911/3240/1/nn21-027.pdf
*3 ご贈答マナー, 松竹梅(しょうちくばい)について,
http://www.zoto.jp/engi/o-engi12.html


,:* 季 節 の 行 事 ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

徳和の天神祭
[山梨県山梨市三富徳和](1月25日(日))

紙花で飾った山車と数基の灯篭を先頭に御輿をかつぎ、鉦・太鼓のお囃子で集
落をねり歩き春の訪れを願うお祭りです。暮れの25日頃より、大だま(小学6
年)、小だま(小学5年)が主体となり「おはつほ」と称する賽銭を集め、山車作
りが始まります。当日、上・下組各3本~4本の山車が吉祥寺に集合します。元
老・中老・若者衆・子若衆が祭神を祀り、祭礼を伝承していることは貴重です。

山梨市役所「徳和の天神祭」
http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/sight/attract/feast/tenjin_tokuwa.html


,:* 和遊苑 おすすめの一品 ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥

・【土佐和紙レターセット】EDOOSA 春/松竹梅 <水色×えんじ>
http://wayouen.jp/?pid=59676942#

・【土佐和紙レターセット】EDOOSA 春/松竹梅 <からし×群青>
http://wayouen.jp/?pid=59677058

今号のテーマでのある松竹梅をあしらった土佐和紙レターセットです。昨年
「和紙:日本の手漉(てすき)和紙技術」がユネスコ無形文化遺産に登録され
たこともあり、和紙の人気が高まっています。大切なあの人に、日ごろの感謝
を伝えてみてはいかがでしょうか?
色違いでぜひ、ご検討ください。


,:* JTCOからのお知らせ ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

伝統工芸品館・伝統文化館に記事が続々アップされています!
ぜひご覧ください。

伝統工芸品館
http://www.jtco.or.jp/japanese-crafts/index.html

伝統文化館
http://www.jtco.or.jp/japanese-culture/index.html


,:* 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

『風物使』第75号(2015年大寒号)を最後までお読みくださったみなさま、
誠にありがとうございました。

去る1月12日は成人の日でした。今年は前年より5万人多い126万人の皆様が晴
れて成人の日を迎えられました。
成人式は、第二次世界大戦後の1946年に埼玉の蕨市で行われるようになったの
が始まりだといわれています。戦後の厳しい社会状況の中で若者を激励しよう
と蕨市が企画し、「成年式」と呼んだものが、全国的に普及し「成人の日」が
制定されました。

人生の通過儀礼のひとつとして、成人式は大人の仲間入りをする大切な行事で
す。親や支えてくれた多くの方々に感謝し、大人としての一歩を踏み出してく
ださい。

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【季節の使い・JTCO『風物使』】

発 行 日:月2回発行(二十四節気ごと)
発行開始日:2010年6月18日

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【発行元】

特定非営利活動法人 日本伝統文化振興機構(JTCO)
〒105-0002 東京都港区愛宕1-3-2-1401
TEL/FAX: 03-3431-5030
Webサイト: http://www.jtco.or.jp/
編集責任者: 小坂 典子

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