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鎚起銅器

2011/12/13
鎚起銅器

2011/12/4 日本経済新聞「科学と技術」から

 新潟県の燕地方は金属洋食器の産地として有名だが、かつては家屋や舟に使う和釘(くぎ)のほか、近くの弥彦山で採れる良質な銅を使って煙管(きせる)や銅細工を生産していた。そこに仙台から藤七という職人が江戸時代後期に来て、銅をたたいて器をこしらえる技法を伝えた。鎚起銅器(ついきどうき)だ。
 金槌(かなづち)などで1枚の銅板を打ち起こす。銅はたたくと硬くなる。藤七の技法を受け継ぎ1816年に創業した玉川堂(燕市)の玉川基行社長によると、鎚起銅器はたたいて延ばすのではなく、たたいて縮めて成形する。
 硬くなったら火で熱して軟らかくし、再びたたく。この作業を何度も繰り返し、やかんや鍋を作った。着色技術の開発も進み、多彩な色づけが可能になった。だが、職人の勘に頼る手作業は昔も今も変わらない。
 燕で金属洋食器を最初に作ったのは鎚起銅器の職人。「100年前に、とても出来の良いスプーンとフォークを作ったらしい。鎚起銅器の技術が燕の洋食器産業につながった」と玉川社長は語る。

(2011/12/13 oikawa)


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