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江戸の知恵

2011/09/26
江戸の知恵

2011/9/25 日本経済新聞「科学と技術」から


<花火>

 花火が広く人気を集めたのは江戸時代から。鉄砲とともに伝来したとみられる火薬を花火に使った。最初に花火を鑑賞したのは伊達政宗とも徳川家康ともいわれる。
 当時の花火の主原料は硝石と硫黄、炭。1659年創業の宗家花火鍵屋の口伝書には配合量が記録されている。流れ星のような「龍星」は、硝石が10匁(1匁は3.75グラム)、硫黄が1.5匁、炭が2.3匁。炭はマツだった。
 15代目の天野安喜子さんは「当時の花火は暗いオレンジ色。今より暗かった」と語る。配合成分が増えて明るくなったのは明治時代以降という。
 江戸時代の花火師らは流派があり、独自の配合量や花火の構造を弟子に伝えた。ねずみ花火など自宅で楽しむ種類の配合量や特徴をまとめた図解入りの冊子も刊行された。
 1733年に始まった両国花火は飢饉(ききん)と疾病の犠牲者の慰霊の意味があった。「花火のスポンサーは裕福な商人ら。庶民も一緒に楽しんだ」とすみだ郷土文化資料館(東京・墨田)の専門員、福沢徹三さんは説明する。

(2011/9/26 oikawa)


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