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NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。
鷲宮催馬楽神楽 | 神楽 カテゴリ

総数:121件

伝統文化

鷲宮催馬楽神楽
伝統文化の分類 神楽
文化名 鷲宮催馬楽神楽



鷲宮催馬楽神楽《特徴》
鷲宮催馬楽神楽の正式名称を土師一流催馬楽神楽といいます。
鷲宮神社は、古代に「土師部(ハジベ)」の人々が創建した神社との伝承があり、初めは「土師宮」と称していたのが、いつからか「ハジ」が「ワシ」に訛って現在の社名になったと伝えられています。催馬楽神楽もこの伝承に基づき、「土師一流」の流派名を用いています。催馬楽とは、平安時代に流行した歌謡の一種です。一説には、地方から朝廷に年貢を運ぶ時に馬子が歌ったことから、この名前がついたと言われています。このように、古い時代の歌が演目に取り入れられているのです。

催馬楽神楽は舞踏的な要素が強く、演劇的な要素がほとんどありません。多くの神楽は、時代とともに舞踏的な神楽から演劇的な要素が強い神楽へと変化しましたが、鷲宮催馬楽神楽は古来からの舞踏形式を守り通しています。

多くの演目で面をつけ、採物と呼ばれる小道具を持って舞います。これらは出雲流神楽の特徴とされており、催馬楽神楽は出雲流に分類されています。一曲一座形式の神楽で、一人舞の演目は少なく、2人以上で舞う連舞が多くなっています。舞人は、舞台の中心から常に対称の位置で舞うことが多く、シンメトリー(対称性)が美しい神楽とされています。 舞の型には、四方固めや三度(3歩ずつ歩く)などといった宗教色の濃い動作が含まれており、古い祭りの儀式や作法を偲ばせます。
また、催馬楽とは、神楽の名前にも取り入れられているとおり、催馬楽神楽では演目の中で催馬楽や神楽歌を歌います。催馬楽とは、平安時代に流行した歌謡とされています。

催馬楽神楽の歴史としましては、鎌倉時代の建長3年(1251)に鷲宮神社で神楽が行われていたことが、鎌倉幕府の歴史書である『吾妻鏡』の記事から確認できます。ただし、この時に行われた神楽が今日の催馬楽神楽と同じ形態の神楽であるかどうかは分かっていません。

また、戦国時代になると、武将も兼ねていた鷲宮神社の神主は軍務に忙しくなり、神楽は徐々に衰退してしまいました。しかし、江戸時代になって天下泰平の世が訪れると、神社の神主は武将をやめて神主に専念するようになります。鷲宮神社の大宮司であった大内國久は廃れてしまった神楽を再興しようと試み、享保11年(1726年)までに12座の神楽に再編をしました。この時に再編された神楽が、現在も行われている催馬楽神楽です。江戸時代には、神楽を代々世襲で行う「神楽役」がおり、領主でもあった大内氏の家臣として、田畑を与えられていました。

[国指定重要無形民俗文化財]
提供:久喜市役所 文化財保護課 様


所在地 鷲宮神社 神楽殿
展示場&開催場所 鷲宮神社
埼玉県久喜市鷲宮1-6-1
問い合わせ先 久喜市役所 文化財保護課
Tel 0480-85-1111
アクセス 電車の場合 … 東武伊勢崎線「鷲宮駅」下車徒歩約10分。
自動車の場合 … 東北自動車道「久喜IC」または「加須IC」より約15分。 (神社に駐車場があります。)
観るポイント 催馬楽神楽は鷲宮神社において年6回(1月1日、2月14日、4月10日、7月31日、10月10日、12月初酉日)行われています。神社の祭礼にあわせて行われており、屋台なども出る楽しい雰囲気の中で行われています。自由に見学できますので、ぜひ現地でご覧下さい。
伝統文化の
体験・一般参加
「鷲宮催馬楽神楽」の様子を見学いただけます。
場所:鷲宮神社 神楽殿
日時:年6回
URL https://www.city.kuki.lg.jp/kanko/rekishi/saibarakagura/saibarakagura.html



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